言語聴覚士として働く魅力

言語聴覚士は魅力がある医療職です。一番に挙げられるのは、何といっても人の役に立っているなと感じられる点ではないでしょうか。言葉を自由に使えなくなったり、嚥下障害で食事がおいしく食べられなくなったりするのは本人にとってとても辛く、ストレスとなるものです。

言語聴覚士は、患者さんや利用者さんと長期に渡って関わることができる仕事です。言葉や嚥下機能の改善などで社会復帰を目指している人の支援を行い、その人たちが回復していく姿を見ることができます。
笑顔で社会復帰していく姿に、何ともいえない喜びを感じることができます。そして本人だけでなく、家族からも感謝の言葉を述べられることがある点も言語聴覚士の魅力だといえるでしょう。

言語聴覚士のもう一つの魅力は、夜勤がないことです。そして、理学療法士や作業療法士のように体を使うことも少ないため、性別や年齢を問わず活躍できるというのも魅力です。
最近は特に女性の産前、産後の休暇取得であったり、育児休暇などのシステムが整備されている職場も多く、結婚や出産をしても言語聴覚士として働きやすい環境へと変わってきています。言語聴覚士は女性が多く、結婚や出産で一時的に仕事を離れることがあっても、再就職は比較的簡単にできるのも魅力です。

これから先、言語聴覚士の需要はますます増えることが考えられます。活躍の場は病院だけでなく介護施設や訪問介護、訪問看護ステーション、学校や児童教育関連施設などに広がってゆくことでしょう。